金華山トレイルにいってきました
5/21に実施した金華山トレイルのご報告です。
今回は石巻山の会のみなさんに同行していただき、とても楽しい行程となりました。
金華山は牡鹿半島の東南約700メートルの海上に浮かぶ島で、東奥三大霊場のひとつとして知られています。
山頂の標高は443.5メートル。
気候は温暖で、野生のニホンジカやニホンザルが生息しています。
金華山で長年鹿の研究をされている南正人氏と樋口尚子氏から金華山の自然環境についてご説明いただいたのですが、金華山には約650頭の鹿が生息しており、環境収容力の限界を超えるか超えないかという状態が続いているそうです。
参集殿前を出発して銭洗い所や本殿をめぐったあとは、いよいよ登山コースを歩きます。
山頂へ続く沢筋の道は緑のトンネルで覆われ、爽やかな景色が続きます。
なかでも、サンショウやクリンソウがとりわけ目を引きました。
また、おなじみのオオセンチコガネが動物の糞を漁っている様子も随所で観察することができました。
1時間ほど歩き続けると、山頂に到着。
さらに頂上からちょっと寄り道して、天柱石へ。
石の上に硬貨を投げて乗せることができれば願いが叶うそうです。
天柱石の周りでは古銭を見ることができます。
昔の人と空間を共有していると考えると、なんだか素敵ですね。
ちなみに……何人か投げ銭チャレンジを試みましたが、みなさん失敗におわったようです。
予定の時間を超過してしまったため、ここからは来た道を戻り、登山は終了です。
神社に到着してから、山の会さんのとっておきのスポットを見せていただきました。
本当は立派な巨木だったそうですが、残念ながら倒れてしまったとのこと……。
実物を見られなかったことは残念ですが、新たな芽吹きを期待しています。
金華山は見どころが多く、登山初心者にもやさしい道なので、ぜひチャレンジしてみてください。
私も次こそは、本来のルートを制覇したいと思います!