イベント報告|野外救急法講習会

6月24日にWMAJ(ウィルダネスメディカルアソシエイツジャパン)さんをお招きして野外救急法講習会を開催しました。

野外救急法(野外・災害救急法)は、都市部の救急システムが使えない状況で適切な処置をする救急法のこと。
生命を維持するために必要な人体の機能や仕組みを理解し、経験やフィーリングに頼らない判断ができるようになることを目指します。

今回の講習ではリスクマネジメントの基本的な考え方やリスクの評価、屋外での傷病者への対応などを実践しました。

リスク評価のワークショップ。
自分たちの活動の中で起こりうるリスクとその程度について考えました。

「リスク」は怪我だけではありません。
参加者、ガイド、地域……誰が被害を受けるのかという視点で考えると、様々なリスク(被害)が挙がります。
さらに、その予防策と被害を最小限に抑える方法を考えました。

実技セクションです。

額から出血している人がいます。
大丈夫です、とご本人は言っていますがどう対応すべきでしょうか……?
傷病者のボディチェック。
脈の有無や出血などを確実に、効率よく確認します。

意識がなくぐったりしている人は支えるだけでも大変です。
いざ実践してみると、身体は動かしても大丈夫?このやり方で十分な確認ができているかな?といった疑問が出てきます。
講師の方のお手本で不安な点を解消しつつ、ボディチェックのコツや注意点も学ぶことができました。

今回は基礎的な内容の講習でしたが、それでも疑問や不安な点は次々に出てきます。
実践練習の継続とさらなるレベルアップの必要性を感じました。

野外でガイドをする方は習得しておきたいスキルです。
今後も講習を開催する予定ですので、気になる方はぜひ続報をお待ちください!

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