◆取材報告|あばい!金華山!の巻 みちのく潮風トレイルを行く
3月、日に日に春の足音が近づいてきますね。
春を待ちきれないビジターセンタースタッフと愉快な仲間たちで金華山にお出かけしてきました。

金華山といえば、神社とシカのイメージが強いですが、
実は金華山もみちのく潮風トレイルのコースになっています。
今回一緒に歩いたメンバーには金華山は初めてというい方から、
神社までしか行ったことないという方も。
みんなでお喋りしながら和気あいあいのお散歩です。
鮎川港から船に揺られること約15分で金華山に到着。
スッキリ晴れて風もなく、ポカポカのお散歩日和。
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まずは神社でお参りして、山頂を目指します。

前半は登りが続き、運動不足で重くなった体にはちょっとツライ。
じわっと額に汗が。
沢筋を登り、八合目に着くと、北東側の視界がバーーーンと開け、
寄磯はもちろん女川、出島、雄勝と遠くまで見渡せました。

幹にポッカリと穴の開いた木があり、そこから海が除ける!

こんな大きな穴が開いていてもなお、元気に生きていることに感激です。
お楽しみのお弁当タイムは山頂からちょっと寄り道して無双峰で。

ココからは牡鹿半島、網地島、田代島、仙台方面がよく見渡せて
とっても気持ちの良いランチタイムでした。
そして恒例の寄り道。
トレイルコースからちょっと外れて、天柱石を見に行くことに。
山頂から降ること10分程度ですが、結構な下り。
この道を戻ると思うと。。。
到着するとで巨石の立派な姿に、
帰り道のことなんて忘れて写真を撮ってはしゃいでしまいます。

ぜーぜーしながら山頂まで戻り、再びトレイルコースを歩きます。

道中つい抱きつきたくなるような立派な巨木や、
コブコブやグネッと曲がった変な形の木もたくさんあって飽きることがありません。


尾根沿いの道では両側に海を見渡すことができます。山を歩くって気持ちいいですね。
夏の緑の山も大好きだけど、落葉して、見晴らしいの良い冬の山もまた楽しい!

この日は残念ながらサルには会えませんでしたが、シカにはたくさん会えました。
警戒すると毛を逆立てるから白いお尻がより一層ふさふさして可愛い♡


でも、可愛いだけじゃない。
シカが植生へ及ぼす影響についてもちゃんとお勉強しました✏️

金華山にはシカが嫌いなトゲトゲの植物が多い。
若い木が育たず、森の更新がうまくいっていない。
この数年でも植生がとても変化している。などなど。
シカの密度が非常に高い金華山では、その影響がハッキリ見てとれるので、
みんななるほど〜って納得です。
同じルートを歩いていても、楽しみポイントは人それぞれで、
冬芽が膨らんできている様子に心ときめく人もいれば、
洋上の漁船や定置網に萌える人や、きのこに萌える人も。
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金華山のトレイルコースは海況や船便の関係でなかなかゆっくり歩くことができません。
今回の私たちのように、仲間を募って船をチャーターしてみんな楽しむのもオススメです。

さあ、次はどこへ行こうかな。乞うご期待。
